小さなお玉のような形で、ボウルの部分に穴が開いている特別なスプーン。フルーツやお菓子にお砂糖をふりかけるために使われていたのものです。
シュガーシフタースプーンとはヨーロッパでは食通の道具と呼ばれるほどその価値が認められているスプーン。 このスプーンはフルーツやお菓子にお砂糖をふりかけるためのスプーンです。
EPNS WD&Sの刻印がありWilliam Dowler & Sons もの。WDの間にドットがないことから1894~1940年の間に作られたもののようです。 アシンメトリーの装飾が優雅で柄は立体的で持ちやすいです。 年月を経て細かなキズがございますが日常使いに問題はございません。
気候の厳しいヨーロッパでは現在のような甘味の強いフルーツを作ることは難しく、このスプーンの登場は必然だったといえます。 当時は砂糖も今のような細かい粉状ではなく、棒状に固められた状態が基本でした。それをメイドさんがすりつぶし粉状にしていたわけですが、粉の粒の大きさもまばらだったのでしょう。ですから卓上でシフタースプーンを使用しさらに細かい砂糖をふりかけていました。
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