フランスのマーケットで手に入れたスーピエール。スーピエールとは卓上でスープを取り分けるために使われていた蓋付きの器の事で英語圏ではスープチュリーンと呼ばれています。
1728年(1730年の説もあり)に陶器商のJacques Chambretteによりフランス東部の街Lunéville(リュネヴィル)に設立された古い窯元のスーピエール。設立当初は上流階級向けの高級な食器をを中心に生産していました。
1751年に創業者のジャック・シャンブレットが亡くなると友人のKellerとGuerinのファミリーが引継ぎます。こちらのスーピエールのバックスタンプにはK&G(KellerとGuerin)と刻印されています。 フランスの古い窯元は街の名前がそのまま付けられることが多いですね。
白地に映える濃淡をつけた青緑のLUGANOと呼ばれる花瓶挿した花が転写で絵付けされたパターンです。貫入の入り具合など古い陶器ならではの趣きのある表情が素敵で、何とも古めかしく味わいがあります。
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