アンティークシルバープレート・チョコレートポット

イギリスで1874年に創業されたHukin & Heath社のチョコレートポット。チョコレートドリンクやココアを飲む専用のものです。

ルイ15,16世の時代、王侯貴族の間で流行したチョコレートは、とても人気の高い飲み物でした。
スペインはもとより、フランスでもイタリアでも、チョコレートは貴族階級の飲み物でしたが、イギリスだけは、少し違っていました。
チョコレートはイギリスでも高級品でしたが、貴族階級でなくても、裕福であれば市民でもチョコレートを飲める場所「コーヒーハウス」や「チョコレートハウス」と呼ばれる社交場を兼ねた喫茶店がありました。

今回のチョコレートポットはバーミンガムで1874年に創業されたHukin & Heath社のもの。
ティーポットと比べるとハンドルの形や内容量なども異なり、ティータイムの所作の違いが伺えます。

表面に白銀を使用しているため空気や酸に触れると変色しますが、これは銀の特性で、さびではありません。次第に渋い色あいに変わっていく変化を味わいのひとつとお考えください。 大きな目立つ傷やへこみもなく、比較的状態良好です。一部箇所にのみ、シルバーの剥離がありますが、目立つほどではありません。内部もサビ等なく綺麗です。

当時プラスチックが主流ではない時代のため、トップのツマミとハンドルにはエボニー(黒檀)を使用しております。

戸棚に置けば素敵な雰囲気にもなります。

真っすぐのハンドルに細長のボディ。

蓋のツマミはエボニー。

「S」のイニシャル入り。

ハンドルもエボニー。注ぎやすい形状です。

内部の状態。

バックスタンプ。

【アンティークシルバーテーブルウェアのお手入れ方法】

銀器は手入れが難しいというイメージがありますが、実は毎日のように使っていれば、 特別な手入れは必要なく、使用した後は薄めた中性洗剤液と柔らかなスポンジで普通に洗えばOK。
ただ、たまにしか使わないものなどが黒ずんでしまった場合 は専用のシルバー磨き剤で磨いてください。表面の酸化が原因なので磨けば綺麗になります。

何でも専用器具をつくるイギリス、チョコレート専用のポット!18世紀の絵画にも登場している伝統あるツールです。

サイズw18(取っ手と本体)d11.5(注ぎ口と本体)cm h17cm(ツマミトップまで)
材 質 イギリス・シルバープレート・エボニー

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