アンティーク銅版画・プルミエコミュニオンの記念額

プルミエコミュニオン(初聖体拝領)の証明書が入った額。オーフォルト(銅版画)で繊細に描かれており、息をのむ美しさです。

カトリックでは、生まれて最初に受けるのが洗礼式、そして10歳くらいになると初めて聖体拝領の儀式を受けます。
この初聖体拝領の儀式の記念として発行された証明書を額に入れたものです。 キリストや聖母マリア、少年少女たちの洗礼の様子などが繊細なタッチで描かれています。
下部には手描きで洗礼や聖体拝領の年、個人の名前が記されています。

描写はすべて銅版画で描かれており、息をのむほど美しく繊細です。銅版画とは、木版画に次いで古い版画の方法であり、14世紀から15世紀の変わり目ごろ、 北ヨーロッパとイタリアで相次いで広まっていきました。
銅木版画が大工の技術のなかから発達し、表現も技巧も民衆芸術的な趣をもつのに対し、 銅版画は金工師の技術に由来し、最初から工芸的な質の高さがあって、貴族などに好まれていた技法です。

19世紀の銅版画。およそ150年前のものです。

色付けは筆にて優しいタッチで施されています。

装丁もきちんとされています。

背面。

背面には紐が付いているので、壁掛け可能。

フランス中部ルーアンのギャラリーで販売されていました。

コメント

美しいドレスを着た貴婦人のリトグラフ。壁に飾るだけで華やかな雰囲気になります。

Spec
サイズw:34 h:50 d:1.5cm
材 質木・ガラス・イギリス・1874年

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