素晴らしいエングレービングに目を奪われる大きなトレイ付きのインクボトル。中央にちょこんとボトルが乗った贅沢な作りでこのような仕様のものはこれまでに見たことがありません。
トップには牛もしくは鹿が鎮座し、トレイはインクボトルを囲むように鳩、鹿、鴨、うさぎのレリーフが背景も含めとても精巧に再現されていて風景画を落とし込んだような凝った作りに。どこから見ても隙がなく上からは見えないトレイの足の先端など細部まで拘りぬかれています。
ビクトリア時代後期のものと推定され、おそらく上流階級のお屋敷で使われていたものでしょう。インクボトルの域をもはや越えていてオブジェのようなアートのような存在感です。重厚なディスプレイの演出にいかがでしょうか。
sold thanks