アンティーク・MINTONティーカップトリオ/コカトリス
英国スタッフォードシャーで1793年創業のMINTON(ミントン)のカップ、ソーサ、デザートディッシュの美しいボーンチャイナのトリオ。 優雅なティータイムを演出してくれるアイテムとしてなくてはならない存在になりそう。
コカトリスをモチーフにした芸術的なデザインが見事。コカトリスとは日本では馴染みがありませんが、ヨーロッパに伝わる雄鶏とヘビとを合わせたような姿の伝説上の生き物。フランス語では「コカドリーユ」と呼ばれトカゲの姿をしているそうです。透き通るような白と薄く丈夫な作りはボーンチャイナの特徴のひとつ。
優雅で格調高い作品は、世界中の王室で愛され、全世界の英国大使館で使われるなど、ミントンはまさに英国窯業界に君臨するブランドです。 2015年に親会社が買収されミントンと名の付くブランドは惜しくもなくなってしまったようです。 使わない時も戸棚やキャビネットの中にコレクションのように並べて飾っても素敵です。今回同デザインのものを3客入手しました。 チップや貫入、ヨゴレは見られますが目立つ傷やヒビ、カケはありません 。
・1点ヒビがみつかったため計3客の販売です。
・カップ、ソーサー、ディッシュの3点セット。
・素晴らしいデザイン。
・中央の鳥はコカトリス。
・細かい模様や色使いが絵になります。
・ティーカップ底面のスタンプ。
・底面のチップ。
・色味に個体差があります。
ボーンチャイナと呼ばれる乳白色のなめらかな焼き物は18世紀ごろにロンドンで発明されたもの。 当時のイギリスでは中国の磁器で多用された白色粘土が入手困難であったため代用品として牛の骨灰を陶土に混ぜて製作していたものが一般的でした。 中国や日本の白い磁器は当時とても高価で一部の上流階級だけのものだったそうです。
サイズ | カップ:w10.5 d8.5 h5.6cm ソーサー: φ14.5(4) h2cm ディッシュ:φ15.5(9)h1.8cm |
材 質 | イギリス・1891~1912年・ボーンチャイナ・貫入あり |