ヴィンテージ・シルバープレートビアマグ

ガラス底になったユニークなマグカップ。シリングタンカードと呼ばれ小ぶりですが、そのルーツはビール(エール)を飲むジョッキとして使用されていたものです。 アンティーク
ガラス底になったユニークなマグカップ。シリングタンカードと呼ばれ小ぶりですが、そのルーツはビール(エール)を飲むジョッキとして使用されていたものです。
ヴィンテージマグカップ シルバープレート イギリス
ヴィンテージマグカップ シルバープレート イギリス1
ヴィンテージマグカップ シルバープレート イギリス2
ヴィンテージマグカップ シルバープレート イギリス3

洒落たフォントのモノグラムが刻印されたイギリスのシルバープレートのマグカップ。

ガラス底になったユニークなマグカップ。シリングタンカードと呼ばれ小ぶりですが、そのルーツはビール(エール)を飲むジョッキとして使用されていたものです。

シリングタンカードは18世紀頃から軍への入隊者が不足していたとき、新兵募集担当官がパブでビールの底に1シリング(イギリスでは1971年まで使われていた通貨単位)を忍ばせ、貧しい若者を酔わせ、ビールを飲み干したときに底に残っているその1シリング硬貨を抜き取ると、受け取ったとみなされ海軍や陸軍に奉仕することになったのだそう。(かなりあくどいですね。。)

国王のシリング、女王のシリングと呼ばれ、低賃金労働者の1週間分の賃金に相当するため、断ることができなかったようです。 この慣行は1879 年に正式に廃止されましたが、20世紀初頭まで続いていたとも言われています。(新兵は治安判事の面前で正式な認証を受けて軍法の適用を受けるまではシリングを返還する権利がありました)

客が遠のく原因となるためこれをビジネスとしてよしとしなかったパブのオーナーはタンカードの製造業者に中が透けて見える底面がガラスになったものを作らせ、そのパプで安心してビールが飲めるようになりました。ガラスが底面になった不思議なマグはその名残りとなります。

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