フランスの老舗サルグミンヌ(sarreguemines)社、優しいオフホワイトの花形リムプレート。
フランスの古いエタン皿にも見られる、花形リムのかたちが上品でかわいらしいディナープレートです。
バックスタンプにより1920~1950年代頃に製造されたと思われます。
細やかな貫入やカケなどはみられますが、古いお皿の味わいとして楽しんで頂ける範囲内かと思います。
Sarreguemines(サルグミンヌ) とは1784年(1790年とも言われる)に創業された陶磁器ブランドでフランスとドイツの国境に位置する町サルグミンヌでサルグミンヌ窯の歴史が始まりました。
ナポレオンも愛したといわれるその品質のすばらしさから大きな会社へと急成長を遂げるも1870~71年の普仏戦争の結果、サルグミンヌがフランス領からドイツ領となり、サルグミンヌ窯は1879年にフランスのブルゴーニュ地方の小さな町ディゴワンへと窯を移すことになりました。
Sarreguemines(サルグミンヌ)はそこで当時すでに陶器の制作を行っていたカフェオレボウルで有名なDigoin(ディゴワン)と合併し、その後はディゴワン&サルグミンヌとして陶器の生産を行っていました。
2つの窯が一緒になってからもサルグミンヌマーク、ディゴアンマーク、サルグミンヌ・デイゴアンマークと3種類の刻印が使われていましたが1970年以降はサルグミンヌマークの刻印は使われなくなってしまいました。 その後、1978年に買収されるまで食器の生産を行っていましたがこの年で終了。ディゴワン&サルグミンヌとしては2007年に廃業しています。
・いつの時代も色褪せないデザイン。
・リムがとってもきれいです。
・メインディッシュを乗せたり。色々楽しめそうです。
・バックスタンプは1920~1950年代頃のもの。
・古いお皿のためチップや貫入、油染み、カケなどございます。
フランスらしい緩やかな曲線とやさしいオフホワイト。どんな食事にも合うその風貌は現代でもたくさん使えそうです。
サイズ | 直径25cm |
材 質 | フランス・20世紀初期・陶磁器 |