イギリスの蚤の市で出会った、ドーム状のガラスフレームに入った肖像。
小さなドーム状のガラスフレームにモノクロ写真の肖像が収められています。特徴的なドーム状のガラスはルリケールを思わせます。
ルリケールとは「聖遺物」を収めたガラスフレームや小箱のことを指します。 前面がガラス張りになった容器や、深い奥行の額に、聖画や小聖像、聖遺物等を封入したものです。 聖遺物とは、キリストや聖人の遺品のことで、遺体や生前に接触したものです。 聖遺物は奇跡を起こすと考えられており、主に遺髪などで故人の好んでいた花や十字架などを形どり、まるで一つの装飾品のように仕上げます。
こちらは遺髪などは入っておらず写真のみですが、もともとルリケールとして使われていたものを後年フォトフレームとしてアレンジしたものかもしれません。
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