
フランスのマーケットで出会った「Boulenger & Cie(オータン・ブーランジェカンパニー)」の楕円型の大きなうつわです。
Paillart兄弟によりフランス北中部の街Choisy le Roi(ジョワジールジョワ)に設立され1804~1938年まで続いた窯元の大皿。 3代目のHippolyte Boulengerによって1863年に底面の刻印に入っているH Boulenger & Cie(オータン・ブーランジェカンパニー)に名前が改称されました。
一目見ただけでフランスのアンティークうつわと分かる顔立ちでバックスタンプにはTERRE DE FER(半陶半磁器)と書かれています。取り分け皿とセットで使うような大きな食器です。


白地に映える濃淡をつけた赤いのBrodeaux(ボルドー)と呼ばれる赤い植物が転写で絵付けされたパターンです。貫入の入り具合など古い陶器ならではの趣きのある表情が素敵で、何とも古めかしく味わいがあります。
フランスらしいオフホワイトのやさしい白地に繊細な絵柄が映えるうつわです。 日本やイギリスとも同じように古くからたくさんの窯があり、吸収合併しては大きく成長してきた陶磁器の文化。