石版画で描かれた、イングランドにあるカートメル修道院教会の景色。霞がかったような光の陰影が神秘的な一枚です。
修道院、人、馬、鳥などの風景が描かれたリトグラフ(石版画)。イングランドにあるカートメル修道院教会の景色です。
カートメル・プライオリー教会は、ヘンリー2世とリチャード獅子心王の側近であったウィリアム・マーシャルによって、1190年頃に建てられたもので、以前からあった聖ミカエル・パリッシュ教会と新しい聖マリア・アウグスティン修道院を合併し、聖アウグスティノ会から律修司祭12名を招いて、修道院の基礎が創られました。
1537年、ヘンリー8世によって、修道院は破壊されましたが、カートメルの教区民はその後も修道院に付属していたプライオリー教会で会衆を続けました。80年の歳月の間に破壊された修道院全体が教区民の手に引き継がれ、修復が行われました。
以後、英国国教会の所属となっています。