19世紀に人気を博したフィギュリン(陶器人形)。淡い色合いと細やかな造形が美しい2体セットです。
18世紀にマイセンやダービー、チェルシーなどの窯元から作られたフィギュリンは、19世紀には非常に人気を集めました。さまざまなメーカー、窯元がこぞってフィギュリンを作りました。
本来の形成形では、製造中に破損する危険性を下げるため、突出した部分や手足の空間を可能な限り減らし、ディティールが作り込まれないものが多いのですが、 こちらのフィギュリンは持っている楽器や顔、腕が細く、非常に繊細な造形をしており、細部にも深みがあります。彩色は淡いブルーでしっとりとした優しげな雰囲気にとても品を感じます。
羊飼いの少女の足元には可愛らしい子羊が。首にベルをつけてキュートな仕草で寄り添っています。
少年はユグノーのような装いをし、非常にスタイリッシュ。マントと帽子が爽やかな印象です。
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