Joseph Rodgers & Sons(ジョセフ・ロジャース&サンズ)の起源は、1682 年にイギリスのシェフィールドで高級銀製品の製造を始めたジョセフ ロジャース自身にあります。
会社の起源の歴史は少しはっきりしていませんが、1730 年までにジョセフの息子であるモーリスとジョセフが経営を引き継ぎました。
ロジャースの高級銀製品は銀細工の素晴らしさからすぐに大きな成功を収め、1821 年には同社は英国王室の公式カトラリーに任命されました。
実際、同社は 5 人の歴代の英国君主 (ジョージ 4 世、ウィリアム 4 世、ヴィクトリア女王、エドワード 2 世、ジョージ 5 世) の専用カトラリー職人に任命され、銀器の文化がイギリスで衰退するまでイギリスの貴族や君主制のための銀製品を生産し続けたシルバースミスです。
今回入手したものは、1871年以降に作られたアンティークシルバーティーポットです。大きなカーブを描いたハンドルや丸い本体のシルエットは他社のデザインにはあまり見られない特徴があります。
オブジェのような佇まいをしております。ハンドルとツマミには耐熱性のエボニー(黒檀)を使用しております。
ツマミの一部に亀裂がございます。容量は1200mlとたっぷりあります。
表面には白銀をコーティングしたシルバープレートのお品になります。内部の状態はとても綺麗です。
銀の剥離等はありませんが、小さなへこみがございます。お写真にてご確認ください。