アンティークのぬいぐるみ・テディベア
ヨーロッパのアンティークマーケットを回り買い付けたアンティークテディベアや動物のぬいぐるみは、イギリスのものが中心ではありますが、フランス、ハンガリー、ドイツなどいろいろな国の愛嬌のあるかわいいものを集めています。
古いテディベアは細かなディテールや独特の愛らしい表情が特徴です。また、繊細な手仕事による仕上げや、丁寧な縫製技術によって作り出された、温かみのある質感も魅力の一つです。また、各時代ごとに異なるデザインやカラーリングも、コレクターの心をくすぐりますね。
テディベアは、その存在自体が「懐かしい」「可愛らしい」という感覚になり、飾るだけでお気に入りのコレクションやインテリアになります。
他にも幼児用の手押し車、ロッキングホースなどヨーロッパらしいデザイン性のあるトイはお店の顔になるディスプレイになります。
【テディベアの歴史】
テディベアの歴史は古く1902年に第26代大統領セオドア ・ルーズベルトが趣味である熊狩り出掛け、瀕死の子熊にとどめをささなかったというエピソードが起源とされています。当時、熊狩りはアメリカで非常に人気があり、ルーズベルト大統領はミシシッピ州で熊狩りに参加したことがきっかけでそのエピソードが誕生しました。
ワシントン・ポストの新聞記者がセオドア ・ルーズベルトの相性であるテディを付け「テディベア」という愛称で報道したことが、テディベアの誕生に繋がったとされています。
最初のテディベアは、1902年にドイツのトイメーカー、シュタイフ社が製造と言われていて、熊をモチーフにしたデザインのぬいぐるみはアメリカにも輸出され世界中で人気を博しました。アメリカ国内でもIdeal Novelty & Toy社がルーズベルト大統領の逸話を取り入れ、大統領の許可を取った上でテディベアの呼称で店頭販売しこちらが世界初という説もあります。
その後、テディベアは世界中に広まり、多くのトイメーカーが製造を始めました。また、デザインや素材、大きさなども多様化し、愛されるぬいぐるみの一つとして定着しています。
現在では、テディベアはコレクターアイテムとしても人気があり、希少なデザインやバージョンは高値で取引されることもあります。また、慈善団体のチャリティーオークションや、チャリティーイベントでの寄付品としても広く活用されています。