アンティークティートレイ
アンティークのティートレイは、アフタヌーンティーの歴史と密接に関連しています。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリスでは社交の場としてアフタヌーンティーが流行し、ティートレイは欠かせないアイテムとなりました。
【プラトー・ドゥ・セルヴィス】
当時の上流階級では、美しく飾られたティートレイで紅茶を運ぶことがエチケット
でした。
また、アンティークのティートレイには、様々な素材やデザインがあり、それぞれに歴史や背景、用途があります。例えば、シルバーのティートレイは上流階級のティータイム
に使われ、木製のものは一般的にビストロ用のサービストレイ
でした。アンティークのティートレイは、アフタヌーンティーやティータイムを楽しむための鍵となるアイテムであり、その美しさや歴史を楽しむことができます。
19世紀にはサービス用のトレーは必要不可欠 なものでした。シンプルなトレーでビストロ風の、ニスを施したオーク材やクルミ材など木製 のものがほとんどでした。いろいろなサイズがあり、一般的にはお茶、コーヒー、リキュール用に使用されていました。 豪華なもののなかにはマーケットリー(寄木細工)が施されていました。
19世紀末にはパピエ・マシェ(張り子)や、黒地にペイントされたものも現れました。東洋趣味のブームも手伝い、とりわけ中東、中国、日本などからの影響 も大いに受けました。