滑らかな毛の濃淡、つぶらな瞳が愛らしく表情が特徴的な茶熊のフィギリンです。
250年以上の歴史を誇るロシア・ロモノーソフのフィギュリンはその時代ごとに表情が異なるのが特徴です。
職人の手によって絵付けされているため色の濃度などが微妙に違ったり、マークも異なる場合があります。底面にUSSRの刻印があり、ソビエト時代のお品になります。
長い時を経て作り続けられてきたフィギュリンは時代が変わってもその愛らしい表情で世界中の多くの人々に愛されています。
【LOMONOSOV(ロモノーソフ)】名古窯として有名なセーブル(フランス)、ウェッジウッド(イギリス)よりも古い1744年女帝エリザベータの命により「ロシア皇帝専属陶磁器工房」が設立され、ロシアの古都サンクトペテルブルグにある約260年の歴史を誇る名磁器窯としてロモノーソフは誕生しました。
figurine(フィギュリン)陶土・テラコッタ・金属 などで作った小型の人形のこと。16世紀頃よりヨーロッパの貴族達にとっては豪勢な晩餐を開くことが一つのステータスとなっており、料理だけでなく食卓や食器にまで凝った演出を施していました。
当初、晩餐のテーブルを装う飾りは、各家お抱えの料理人やパン職人が、蝋やパイ皮で作っていましたが、やがてその飾りが陶磁器で作られるようになり、フィギュリンがそれに代わるようになったと言われています。
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