コッパーのプレートは摩耗していますが、矢の上に立つライオンの姿が当時のpeugeot社のロゴ。現在復刻のような形で販売されているモデル”ノスタルジー”の元になったアンティークコーヒーミルです。小さなサイズで可愛らしく、一人分の豆を挽くためのミルといった感じです。
ヨーロッパでコーヒーミルといえばPEUGEOT (プジョー)と言われるほど多くの人々に愛されてきました。現代でも3万円ほどで販売されている人気ブランドの年代物のコーヒーミルです。
マテリアルは木とアイアン、コッパーで構成されています。飴色の落ち着いた雰囲気も素敵でちょこんと置くだけでディスプレイになる可愛さ。

現在は自動車や自転車で有名なプジョーですが、その歴史は古く創業は1810年ジャンピエール・プジョーと兄弟のジャンフレデリック・プジョーによって鉄製道具の製造からスタート。1840年に家庭用と業務用のコーヒーミルの製造に参入しました。1889年から現代につながる自動車メーカーとしての道を歩み始めます。
年季の入った表情はとても趣きがありオブジェとしても存在感を放ちます。現在でもハンドルはクルクルとスムーズに回転します。
ハンドルは現在でもスムーズに回りますが、豆を挽く部分は長く使われてきたことによる使用感や錆び、汚れがございますが、多少お手入れすれば再び使用できるコンディションかと思います。
プジョーのコーヒーミルは、刃の強靭さ、弾力性、回転速度の面でも優れ、 150年以上に渡り、ヨーロッパの人々に愛用されてきました。
ハンドルは多少あそびがありますが可動に問題はありません
挽いた豆が引き出しに落ちる仕組み
側面
背面
コッパー製のプレートは摩耗しています
錆や汚れがあります
手のひらサイズで小さいです
グラインダー部分
下から見るとこんな感じ
使用感があります