アンティーク フレンチジャムスプーン フランス アシンメトリーのレリーフが優雅

シルバープレートにゴールドメッキが施された、フランスのジャムスプーン。
ゴールドメッキ、金メッキというといまいち聞こえが良くないようですが、イギリスでは、金属の上にゴールドをのせたものを gildまたはgilded（ギルド、ギルデッド）と言います。
またフレンチシルバーでは、Vermail ヴェルメイユ、と言ったりします

シルバー製品は、空気中の硫化水素の他、酸性のもの（フルーツ）、硫黄のもの（卵）に触れると黒く変色する性質(硫化)があります。
フルーツでできたジャムは酸性なので、硫化を防ぐためヴェルメイユが施されています。
ヴェルメイユは時間が経つと表面がくもってくるので、布でかるく拭き取ってください。(シルバー磨きをヴェルメイユに使用するとゴールドが薄れます。)

リボンやストライプのモチーフはルイ17世様式を思わせてくれます。ハンドルのシルバー部分は、磨くと輝きますが、ゴールドとのコントラストがかっこいいのであえてそのままにしております。