アンティークRoyal Crown Derby カップ&ソーサ イギリス ロイヤルクラウンダービー/アンティーク食器

1750年に創業されたロイヤルクラウンダービーは、伊万里焼きの「金襴手」を彷彿とさせる「オールドイマリ」の人気により、その卓越した品質と技術が称賛され、1775年にはジョージ三世から「クラウン」の商標使用を認められ、さらに1890年にはヴィクトリア女王から「ロイヤル」の名号を授かりました。

英国には多くの名窯が存在しますが、ロイヤルクラウンダービーが「ロイヤル」と「クラウン」の両称号を誇るのは唯一です。

ヨーロッパの王侯貴族たちに愛され、憧れられてきた日本の伊万里様式のデザイン。その美しさは永遠で、オールドイマリとして知られ、荘厳で格式高い輝きを誇ります。しかしその形状や図柄、金彩は日本の模様だけでなく、英国独自の文様も取り入れられており、それがダービーのアーティストの独創性を物語っています。

17世紀末から18世紀にヨーロッパでは日本や中国趣味の食器が大変流行し多く生産されました。 19世紀後半からは日本の美術工芸品が、西洋の美術、工芸、装飾などの幅広い分野に影響を与えた現象。ジャポニズムが始まりますが それまでは日本と中国の区別がなく、総じてシノワズリー(中国趣味)と呼ばれていたため、 こちらの商品も和の雰囲気を感じつつも、どこかチャイニーズオリエンタルの空気を持ち合わせています。