アンティークスーピエール フランス サンタマン窯（Saint-Amand）華やかで上品なパターン./アンティーク食器

フランス サンタマン窯（Saint-Amand）のスーピエール。英語圏ではスープチュリーンと呼ばれて、卓上でスープを取り分けるために使われていた、日本ではあまり馴染みのない蓋付きのうつわになります。

バックスタンプにはシリーズ名である「Canpanule (カンパニュル )」の文字。これは釣鐘草のことで、釣鐘型の青い花のパターンが爽やかでおしゃれなデザインです。古いフランスのうつわらしく単色で非常に上品なプレートです。

サンタマン、サンアマンと呼ばれることもあるこちらのメーカーは、フランス北部ベルギーに近い町サンタマンレゾー（Saint-Amand-les-Eaux）に1705年創業した窯元です。古いうつわのため汚れがあります。掲載写真をご確認ください。

長い歴史の中で、何度か閉鎖、売却をしながら、工場を増やしましたが、1962年にはすべての工場が閉鎖しました。多くの工場で陶器を作り続けていたためにデザインも多様でコレクターが非常に多いアイテムでもあります。

こちらのバックスタンプは1896～1952年と長い間使用されたバックスタンプのようで、細かな年代の判別は難しいですが、少なくとも70年以上は経過しているアイテムです。非常に古い器ですので、転写された柄にはズレがあったり、陥没や突起があるまま焼き上げたようなラフな作りです。アンティークプレートならではの味としてお楽しみください。古いうつわのため汚れや、貫入が入っております。