王室御用達の老舗ブランドでもあるRoyal Albert(ロイヤルアルバート)社のB&Bプレート。英国の国花である薔薇をあしらい印象的な色使いが素敵なカンタベリーと呼ばれるパターンで1935~40年頃に作られたいたもの。
素材は軽く丈夫で古いイギリスの陶器の持つ魅力でもあるボーンチャイナの透き通るような白に、華やかでゴージャスな絵付けや色使いが映えます。
B&Bプレートともケーキプレートとも呼ばれる耳付きで持ち運びやすいお皿。B&Bとはブレッド&バターの略で卵料理などを一緒に盛り付ける、朝食用のお皿として使われる専用プレートです。
【ロイヤルアルバート(Royal Albert)】
ブランド名は創業者が英国王室を愛するがゆえに、ヴィクトリア女王の夫アルバート公と女王夫妻の孫アルバート・ジョージ王子(のちのジョージ5世)にちなんで「アルバート」と名付けられました。 創業の翌年1897年にはビクトリア女王即位60周年記念の記念品を依頼され、1904年に「ロイヤル」の称号を得ました。美しく優雅なシェイプ、鮮やかな色どりのフローラル柄、惜しげもなく使われた色彩など、「最も英国的な王室御用達のテーブルウェア」として世界50カ国以上の国々で今日も愛され続けています。
【ボーンチャイナとは】
18世紀ごろにロンドンで発明された乳白色の滑らかな焼き物。
当時のイギリスでは中国磁器で多用された白色粘土が入手困難であり、代用品として牛の骨灰を陶土に混ぜて製作したため、ボーン(bone)の名が付いています。
一般磁器に比べ、素地が薄いにもかかわらずピッチング強度が強いとされています。
中国や日本の白い磁器は当時とても高価で一部の上流階級だけのものだったそうです。
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