美しいオレンジの花は「ポピー(ヒナゲシ)」アールヌーボーの時代に活動したフランスのデザイナー、Maurice Pillard Verneuil(モーリス・ピヤール・ベルヌーイ)による美しい図版が基となっています。
【ROYAL ARDEN/ロイヤルアーデンの歴史】
1815年にJOHN ARDENが英国に小さな工房を作ったことにより始まります。三代続いた工房は時代の流れの中1905年に一度閉鎖されますが、1952年に現在のM/S.CHASE(CHARACTERS&ATTRACTION IMAGINEERING LIMITED)が意匠権を買い取り復刻、現在は同社の契約デザイナーのMRS.OLIVIA OCONERが中心となって商品開発を行なっております。
【ボーンチャイナとは?】
ボーンチャイナとは、18世紀ごろにロンドンで発明された磁気のこと。その当時のイギリスでは中国磁器は非常に高級なもので、磁気は「チャイナ」と総称されていました。
「チャイナ」を再現するための白色粘土は英国では入手困難であり、代用品として牛の骨灰を陶土に混ぜて製作したため、「ボーンチャイナ」と呼ばれています。
やわらかな乳白色と、高い透光性が特徴で、一般磁器に比べチッピング強度(渕強度)が高いとされています。
MALTOでも取り扱いのある、英国のウェッジウッドやミントン、ロイヤルドルトン、日本国内でもノリタケなど多くのメーカーにボーンチャイナの製品があります。