3時の和菓子と共にいただく、くつろぎのお茶、煎茶のための茶碗。口は広めで丸みを帯びた美しい汲出しです。
夜空や、深海を思い浮かばせる深い青、海草の揺れる美しい海のようなターコイズブルーの色彩はすべてオリジナルの釉薬によって生み出された味わいです。
青の美しさとやさしげな縦縞模様に入るドットの銀色、網目状の模様を出す貫入に、心奪われます。
この深い海のような、空のような、宇宙のような不思議なブルーを表現するのに100種類以上の釉薬を使い、試行錯誤で何年もかかったそうです。展示会でこの色に一目ぼれし、この度maltoで取り扱いさせていただくことになりました。
笠間焼は江戸時代からの伝統を受け継ぎながらも、古いしきたりにとらわれない独自性のある焼き物が特徴。陶芸家、飯沼耕市さんだけが生み出すことのできる特別な器たちは、笠間焼のもつ独創性をさらに深めています。伝統や格式にはまらない陶芸家それぞれの個性を表現できるところも笠間焼の魅力です。
飯沼さんは、海外作家の創作現場を身近に見て、大いに刺激を受けたそうです。42歳で独立し、毎回の個展で新作を発表し続ける研究熱心な作家さんです。
・左から【A】、【B】、【D】、【C】。4つの色彩をご用意しました。
一般的にお茶をいただく時に使用するのは“湯のみ”ですが、“汲出し(くみだし)”は、食事の時ではなく食間の、和菓子とともにいただくくつろぎのお茶、煎茶のための茶碗です。お客様にお茶をお出しする時に使う湯呑みとして使用されることが多い器ですが、その日の気持ち、お好みに合わせてお使いください。和菓子と共にいただく煎茶を笠間焼のこだわりの作家物の器で楽しんでみてはいかがでしょうか。
【A】揺れる水草を思わせるストライプ模様に、涼し気なブルーが印象的。
【B】半分に縦縞とドットの模様が入ったデザイン。逆さまにするとクラゲのような可愛いらしさがあります。
【C】深海を思わせる濃い群青に、内側の明るい青のコントラストが素敵です。
【D】ストライプに味わいのあるゴールドのドットが海底から湧き上がる気泡を思わせます。
お気に入りのデザインをお選びください。
・手で持ったサイズ感はこちら。
・丸みを帯びた優しげな形状です。
・釉薬むらやぽつぽつと凹凸のようなものが見られます。一つの魅力としてお楽しみいただければと思いますろくろでひとつずつ手作りしているため、個体差があります。