1891年~1900年初期に作られたSPODE COPELAND(スポード コープランド)社のティートリオ。イギリス陶磁器界に大きな功績を残したイギリスの代表的な老舗メーカーであるSPODE COPELAND(スポード コープランド)のお品です。
ネイビーの鮮やかな絵柄は、伊万里焼など東洋に強い影響をうけたオリエンタルなデザインで田園風景からインスピレーションを得た「ブルーイタリアン」と呼ばれるもの。

1816年に製造が始まり現在も製造が続くスポード社でポピュラーなブルーイタリアンは歴史あるシリーズのもの。北欧出身の芸術家がイタリアを旅した時に遭遇した風景をスケッチしたものが、このデザインの起源とも言われています。
イギリスのボーンチャイナメーカーといえばウェッジウッドやミントンなどが有名ですが、元々ファインボーンチャイナを完成させたスポード コープランド社は英国陶磁器界の先駆けとも言われます。
【状態】
アンティークのため経年に伴う細かい傷やくすみはご了承下さいませ。 さらに細かい点等、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
Spode Copeland(スポード コープランド)
コープランド社は、銅版転写技術の発明と実用化を成し遂げたカンパニーとしてその名を広めました。19世紀のイギリス陶器産業の世界的な成功に不可欠だった2つの重要な技術、陶器とボーンチャイナへの転写印刷を完成させます。
特殊な技術を要するとはいえ、同じパターンを大量に製作できるその技法は当時のヨーロッパに大きな衝撃を与えたのです。
1806年に皇太子ウェールズ (後のジョージ4世)から名誉が与えられてから、英国王室御用達の食器メーカーとして今でも王室に愛されています。
厚みのあるボーンチャイナ独特の白い肌が、絵柄の紺色に映えます
ハンドルにも小さな花が転写によって描かれて細部まで魅力的です
バックスタンプは1891~1960年代まで使用されていたものです
こちらは推定1950~60sのものと思われます