DAINTY WHITE(デインティーホワイト)はシェリーを代表するパターンでこのデザインは1896年にROWLAND MORRIS 氏によって作られ人気を博したものになります。その後数回再製造され、今回入手したものは
裏面のバックスタンプから初期の1945-1966年頃のものと判断できます。
ソーサーとケーキ皿は花びら、カップが蕾のようなデザインでテーブルにお花が咲いたような可憐なデザインが特徴です。
数多くの英国陶器の中でどうしてSHELLEYが高価なのかはカップを触れば分かります。
その形と薄さは他を卓越しています。どうしてこんなきれいで上品な形ができるのか不思議です。
製造は1940年から1966年までですが、このトリオはバックスタンプから初期の1940年頃のものと判断できます。
全て揃ったトリオで入手できるのは珍しく、今回4セット買い付けることができました。1セットから販売しております。
<コンディション>
古いティーカップのため擦れなどありますが、目立つシミヒビカケはありません。
ヴィンテージならではのコンディションとしてお楽しみください。
イギリスの高級窯として、世界に知られる食器ブランドShelly(シェリー)。
シェリー窯はもともとは、フォリー(Foley)窯として1853年にヘンリーワイルマンによって設立。
その後1872年にフォリーからワイルマン(Wileman)窯となり、 さらに1910年に当時の経営者の名前を取ってシェリー(Shelley)窯となります。
1966年に買収され、入手したいならアンティークのみ。今尚、コレクターも多い食器ブランドです。
裏面のバックスタンプより1945-1966年に製造された、骨粉を混ぜて作られたボーンチャイナ製になります。その昔イギリスでは中国磁器で多用された白色粘土が入手困難であり、代用品として牛の骨灰を陶土に混ぜて製作していました。 中国や日本の白い磁器は当時とても高価で一部の上流階級だけのものだったそうです