世界からも注目を集める人気の窯元 読谷山焼北窯、宮城正享さんの湯呑み。釉薬によって線を盛り上げるイッチンと呼ばれる装飾技法で太陽や植物のような大胆な絵付けが施されてあります。
厚く塗られた深みのある釉薬は独特な色合いで、やちむん特有の模様に個性があります。珈琲、お茶、ビール、焼酎などに良く似合うフリーカップです。
凹凸やくびれがあるのでてにしっくりと馴染み持ちやすいです。手作りならではの不均等な形で1個として同じ形がありません。
以前は年に4回窯出しが行われていた読谷山焼 北窯のうつわですが、現在は窯の老朽化や弟子の独立により 現在その回数は年に1回のみの貴重なものに。 4人の親方が集まり、共同運営している窯は世界からも注目を集める読谷の人気窯元です。
沖縄県内で最大とされる登り窯「北窯」は、1992年に4人の陶芸家が立ち上げた13連房の大窯。登り窯とは、傾斜を利用し階段状に焼成室を築いた窯の一種で、最前部で火を焚き、下から順に焼き上げていきます。
この「北窯」には昼夜問わず職人たちが交代で見守る中、4日間火を焚き続けるそうです。力強い炎で焼かれた器は、土の質感や温もりを感じさせます。